ネパール人の貯蓄方法

収入が日本に比べて十分の一と言われているネパール(現在は少しずつ差が縮まってきている)ですが、意外に貯める人はコツコツ貯蓄しているようです。

貯蓄方法

銀行

  一つは銀行です。日本と比べると利子がかなり良いことに驚かされます。どの銀行もだいたい年利5%はあります。キャンペーンなどで年利5.25%になることもあります。
  新生銀行のHPを見ると通常利息0.001%、UFJでも普通預金の年利は0.001%とマイナス金利時代の日本と比べると夢のような金利です。

サハカリ

  別の方法はサハカリと呼ばれている民間の金融機関です。ここは年利が7%~10%もあります。
  ネパールでは頻繁に個人商店にサハカリの従業員が集金に来ます。彼らは一日中顧客の元に足を運びお金を集金します。友人にもいますがとてもハードな仕事だそうです。毎日100Rs預けている人もいれば、500Rs預ける人もおり、顧客によってさまざまです。
  ネパール人はある程度手元に貯めて、銀行に預けに行くという事が苦手なので、サハカリの人が毎日来て、少額のお金を彼らに預け貯金してもらう方法はネパール人にはあっているのかもしれません。(利子も高いですし)
  それでも注意する必要があるのは、民間の金融機関なので、運用に失敗してつぶれたり、集めたお金を持ち逃げされたりするそうです。友人もその被害にあいとても大変そうでした。それで多くの人は、複数のサハカリにお金を分散して預けているようです。

貴金属

  貯蓄ではありませんが、もう一つポピュラーな方法は貴金属に変えておくことです。主に金のリングやネックレスを購入します。なぜ銀行に預けないのかと聞いた所、身に付ける事ができるし、お金が必要なら売れるという事でした。
  しかし金の価格は変動します。それでなるべく価格が安くなる雨期に買い、売る際は結婚シーズン(冬)など高くなる時期に売るそうです。


国が違えば貯蓄方法も色々です。興味深かったです。

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